「welcome back」

夏を誘う水の色が
雨を呼んで時が過ぎる
冬に別れ告げたあとは
空の色が霞み過ぎる

花の色は絶えず移り
右眼隠し距離を測る
僕はいつもそばにいると
君はなんか訝しげに

そうだ夏は秋のことを
そうだ秋は冬のことを
考えればあっという間
去年何をしてただろう

カメラ構え服を脱いで
僕らふたり桜みたい
星がめぐりケンカのあと
きっと桜僕ら迎え

いつも君は生き急いで
人を傷つけてばかり
自分が嫌と泣いた君の
涙はあたたかだった

泣くのはムダだから嫌と
ひずむ君の言葉のあと
僕はそっと耳打ちする
君の涙は安くない

夏の終わりいつまででも
夕焼けを見ていたかった
むねの奥がつんと痛く
君は遠くへ行くと言う

離ればなれになってみたら
まるで違う日々が襲う
どんなに守られていたか
悲しいほどに思い知った

次に僕が生きる時は
どうか君の糧になって
こんな蒼い空の下で
君の一部になりたい

僕を包む量子の雪
嵐が過ぎ風に散った
明日のことは見えないから
占いなんか頼りたくて

だるく暮れる未来の朝
世界背負い行くというの
汗でシャツがまとわりついて
いっそ引きちぎりたいよ

荒い息がとまらなくて
少し笑う方がいいの?
ほんとのことが言えないから
世界全部を憎んだの!

はるか昔子供のころ
世界はもっと残酷だった
世界が変わるわけじゃなく、
変わるのは僕たちだった

いくつもの夢が消え
お金をもらったけれど
それがあまりに不釣り合いと
気がついたのはずっとあと

君の全部僕の全部
全部全部ってそれは何
嘘の言葉凍るほんと
溶かす魔法探しに行く

だから僕はいつか君に
この気持ちを伝えなくちゃ
世界全部と引き換えても
割に合う賭けだった

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