「Auxo(2017)」

花やぐ君の体温を、思い通りにしたくって、
きらめく僕の夢達を、塗り潰したりしてたんだ。

異国情緒の量り売り、
彩る白の残酷さ、
恵む君の眼、兎の眼、
裏切る日々の刹那ささ。

もうすぐ春を待つ季節。
世界にさよならする季節。
だけど子供の指先は、
いつも凍えて千切れてく。

怖い世界の真ん中で、
やさしい味のミルクティ。
遠い瞳の女の子、
テレビの時間はもう終わり。

ソーダ水の海と、離ればなれの空の色。
耳すまして憎む、花のように。
溺れ死ぬその前に、伝えておきたい言葉たち。
息きらして誘う、夜の中。
ミルク色した夕暮れ滲む、
星と、水と、世界と音と。

いくつもめぐる人の眼に、
映り続ける運命を、
君と一緒にあざ笑え、
秘密をひとつ分け合おう。

魔法の杖を失くしても、
ヒカリちりちり舞い踊る。
タブーばかりを繰り返せ。
さみしい君を思い出せ。

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    Electronica
    • 89 bpm
    • Key: Am
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