「Here」

遠いその日、
どんなにドアを叩いても、
今の僕にはつながらないんだ。

晴れた雨に、
祈りを求めても、
遠い歌は、虹の向こうに。

耳をすましても、何も聞こえない。
眼を凝らしても、何も映らない。
花は虫を誘い、蜜と一緒に命を、
運ばせる円環、閉じたきりの美しさ。

ミルク色した雲に、果てがないよに思う。
目隠しをして飛ぼう、果てばかりのこの空を。
光のパイプオルガン、天使なんかいないのに。
響く音は魔法に、すごく近いと思う。

早く、早くと、
誰もが僕に言う。
残った人はもういないから。

僕はここで、シグナルになろう。
誰もいなくても、
光り続けよう。

懐かしい人が、ドアを叩くその時を、
待ってるほどヒマじゃない。
君を忘れたこともある。
行くあてもなく、夢もなく、
張りつめていた日々を、
空に解き放てば、新しい僕に。

この謎たちを解くには、絆がキーワード、
忘れた筈のことを、思い出せる時がある。
涙の意味だとか、君と離れた理由だとか、
でもそれは全部ここに、たどり着くためだった。

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